最終更新日 2025年7月24日 by anagra

グローバル派の会計士を目指すならUSCPA

USCPAは米国公認会計士はアメリカの公認会計士の資格になります。

昨今注目されているこの資格は、アメリカだけでなく他の国でも資格が通用するとしてグローバル派の会計士を目指す人々などから注目されています。

日本でもこの資格を持っていることで企業の会計部門や監査部門に転職をしたいという人が転職チケットを手にすることができる資格として人気が出てきています。

この資格は日本の公認会計士資格よりも取得がしやすいということもあり、若い人々も就職に有利という理由から取得を目指す人も多くなってきています。

ではUSCPAはどのような試験内容になっていて、どれくらいの合格者となっているのでしょうか。

 

1.試験内容

基本的にこの試験は4つの試験科目であるFARとBEC、AUDとREGからなっており、各試験に合格して4科目全てに合格することでUSCPA試験に合格するようになっています。

つまり、科目合格制になっていて、1科目ずつ受験することが可能なので全教科を一度に受験するよりも負担軽減になります。

しかしながら、この試験では合格後18ヶ月以上が経過してしまうと、その科目については合格が失効するという仕組みになっていますので、他の教科も18ヶ月以内に合格するようにしなければならないということになります。

そうでなければ、その科目を再度受験することとなるので合格するのに時間が余計かかってしまいます。

 

2.受験料

この資格を受験する場合、受験料が必要になりますが日本で受験するために必要となる追加料金も考えると、1科目あたり6万円近くの費用がかかるということなので、できるだけ科目合格が失効しないように計画的に試験を受けて合格していくことが大切です。

この試験を世界中でどれくらいの人が受験しているのかというと、全世界で年間約9万人を超える人々が受験していると言われます。

この数字は、日本の公認会計士試験と比較するととても多い数字です。

日本では年間約10000人の人が受験すると言われていますので、USCPA試験の受験者数は日本の公認会計士試験の約10倍の人々が受験しているということです。

 

3.USCPA試験を受験する日本人の数

USCPA試験を受験する日本人の数は約2000人と言われていますので、まだまだ日本人の受験者は増えていく過程にあるということでしょう。

この資格はアメリカの資格であるため、約9割を超える人がアメリカ人ということです。

しかし、この数はアメリカ人以外の国の人の受験者数でみると第1位となっており、続いて韓国、そして中国という順番になっているのです。

そのため、日本人にとってアメリカの公認会計士資格を取得するということは関心の高いことであるといえます。

 

4.合格率

では合格する人の数についてはどのようになっているのでしょうか。

この点については全世界で4科目に合格した人の数は約26000人だったと言われますので、全体的には日本の公認会計士試験よりも合格率は高いです。

日本では10000万人受験しても合格者数は約1000人と言われていますので、アメリカの公認会計士の試験に合格者する人は日本の公認会計士試験の20倍以上の多さになっているのです。

日本でこのアメリカの試験を受験する人は2000人くらいなので、600人くらいが合格していると考えられます。

この数字は平均合格率が30%を超えている状態だということですので、日本の公認会計士試験に比べるとアメリカの資格は合格率が高いということです。

 

5.日本国内で試験を受けることが可能

そのため、将来的にはグローバルに会計士として活躍したいという人々の間でこの資格が注目されているのです。

日本は世界的に見てもUSCPA試験を受験する人が多いので、アメリカに行かなくても日本国内で試験を受けることが可能になっています。

そして、日本人は日本会場とアメリカの会場の両方で受験できるようになっています。

日本国内で受験する時には東京と大阪の会場で受験することができるようになっています。

これらの都市の近辺に住んでいる場合には便利かもしれませんが、近くでなければ受験のためにはこれらの都市に行く必要があります。

近くで受験するという場合でも、1科目あたり350ドルくらいの日本受験のための追加料金が発生します。

 

まとめ

350ドルと言うと1ドル100円でも3万5000円くらいですので、これを4教科を別日程で受けるとなると14万円くらいです。

これはアメリカで受験する場合の航空券や宿泊料、働いている人であれば移動時間や受験のための時間などを考慮して考えるとまだ安いといえるのではないでしょうか。

そうは言っても、やはりまとまった金額が必要になりますので、受験はそれほど気軽にはできにくいかもしれません。

合格しなければ再び受験することが必要になりますので、予算的な面から考えても、計画的に学習を進めていきながら1教科ごとにきちんとポイントを抑えて勉強し、試験で合格できるように計画を立ててから準備していった方が良いと言えます。

 

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