最終更新日 2025年7月24日 by anagra

この記事は以下のような人におすすめです

・ブラニュー株式会社の取り組みに興味がある
・建設業界が抱える問題を改善したいと考えている
・現在、建設会社を経営していて悩んでいる

建設業界は現場での作業が多いので、デジタルトランスフォーメーション、いわゆるDXとはあまり縁がないと感じるかもしれません。
でも、ブラニュー株式会社などによって、この分野でもさまざまな課題をデジタルで解決する手法が進んできています。
もちろん現場での人手が必要な作業は人間ありきですが、図面や進行管理など多様な場面でICやAIを活用することができるのです。

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クラウド上で管理すると便利

たとえばプロジェクトの工程や予算・原価・現場作業員のアサインなどは、クラウド上で管理すると便利です。
マンションやオフィスビルなど大きな建物を作るときは、必要な計測データや図面などの資料が膨大になります。
図面などをプリントアウトして郵送したり、変更があるたびに多量のデータを保管することになったりと、労力もかかるし保管するだけでも大変です。
本社と全国各地の拠点でこうした資料をやりとりしたり共有するのも、容量が大きいだけに難儀します。
そこで、専用クラウドを使うことで計測した数値やグラフを瞬時に転送や解析したり、新たな保存場所を設ける必要がなくなります。
アプリを使って全国どこにいても情報を共有できるようにすれば、連携も早く正確にできるのもメリットです。
建設業界では図面をひいて必要部材や資材を発注したり作ったりして、見積もりを計算してから作業に取り掛かります。
図面は1からかき起こすこともありますが、過去に似たような現場があればその時の図面を土台に使うほうが時間が短縮できます。
これまでの図面のデータをAIに記憶させておけば、いくつかの視点から検索をかけてあっという間に過去の図面をピックアップすることが可能。

離れた場所からも管理や指導ができる

スマートデバイスを使って、現場の音声や映像を事務所と共有すると、離れた場所からも管理や指導ができるのもメリット。
似たような現場や同じ形のマンションを別の場所で作っているときなど、「これでいいのか」を目で画像を確かめながら作ったり、ベテランの指導を仰げるのです。
さらに、スマートフォンを活用して手軽に体積を測定して測量の手間や費用をカットするなど、スマホの進化にも助けられています。
スマホを使うことで、モノの大きさや長さなどが測れますが、高精度位置即位技術と呼ばれる機能は建設業界でも活かされています。
計測対象を指定すると、専用アンテナなどによって誤差数センチという驚異的な制度で体積や距離が測れるのです。
そして、計測したデータは、3次元モデルとしてデータを生成してダウンロードできます。
これらの操作は、わざわざ新しい高価な機械を購入したり専門の技術や知識を学ぶことなく、スマホで普通に撮影するだけでOKです。

建設現場では安全第一

建設現場では安全第一で、作業員は現場に入る前に必要な安全器具を装備しているかのチェックを受けたり、朝礼で安全事項を確認してから仕事を始めます。
それでも、ケガや事故などはなかなかゼロにはできないので、そんなときもDデジタル技術が役に立ちます。
うっかり置いてある資材や通路の不備など、忙しく立ち働いていると見過ごしがちな部分をAIが自動的に感知して、アラートを発するのです。
こうすることで、事務所や離れた場所にいても安全管理ができるし、より安全な作業を支援できます。
そのほかにも、現地を360度カメラで撮影した画像と図面を紐づけてチェックや管理に役立てたり、設備の点検や調査に使うこともあります。
これまでは建設業界ではデジタル化は難しいと思われていましたが、コロナの影響もあり、なるべく人を減らして作業する環境を考える企業も増えています。

若い作業員や言葉の通じない外国人でも効率よく正確な仕事ができる

DXを活用することは、単に人手を減らすだけでなくさまざまな効果があります。
たとえばこうした業界は熟練工になるまで時間がかかり、若手はなかなか育たなかったり仕事が面白くなる前に辞めてしまう人もいます。
でも、デジタルの技術を駆使することで、若い作業員や言葉の通じない外国人でも、効率よく正確な仕事ができます。
そうすることで若手や外国人も自信が生まれ、仕事をする喜びを味わえば離職率も減るかもしれません。
過去の図面をうまく再利用することで手間を省けるだけでなく、時間やコストも抑えて、早く安くいいものが提供できる可能性もあります。
建設業界でいちばんといっていいほど大きな問題は、安全衛生ですが、この分野でもIT技術が大きくものを言います。
朝礼や装備だけではカバーしきれないほど、現地では日々、いろいろなことが起きるのが日常茶飯事。
作業員の技術力や体調や天候、進捗の遅れによる焦りなど、さまざまな要因で事故や怪我が起きてしまうのです。
でも、AIのデータやITを使うことで、危険を事前に察知することができるのは大きな進歩でしょう。

まとめ

特にその場にいなくても、遠隔の場所からでも確認や注意や指導ができるのは、技術の進歩があってこそです。
こうした最新の技術をうまく使いこなせば、建設の世界も今まで以上に働きやすくなるはずです。
汚い、キツイと言われる業界も、これからはスマートな働き方が主流になっていくでしょう。

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