最終更新日 2025年7月24日 by anagra

ビルの建設や外壁工事の現場では、さまざまな重機や設備があります。

どれもビルの建設や外壁の補修のためには必須ですが、作業員が使う足場も必ずあるものです。

 

KRH株式会社による足場解説

建設や外壁工事をするときには必ず組み立てて、高所で作業する作業員の足元を作り上げています。

使用する足場の数は工事現場の規模や工法によって異なり、小さな建物を建てたりするだけならそれほどの数は必要ありません。

しかし大規模なビルの建設現場や外壁工事になると、必要な数も飛躍的に増えていきます。

このように工事現場によって必要な数が異なってくると、大変になるのは用意する会社です。

自社で多くの数を抱えていても、担当する工事現場が小規模なものばかりだと過剰になり負担になります。

反対に少なすぎると大規模な現場に対応できなくなり、せっかくのビジネスチャンスも逃してしまいかねません。

そこで多くの会社では、自社で保有せずKRHなどでのレンタルやリースで対応しています。

レンタルやリースを利用するメリットは、担当する現場の規模に柔軟に合わせられることです。

小規模な現場が続くなら必要な数だけ、大規模な現場の工事を担当するなら追加で調達するなど、柔軟な対応ができることによって無駄がありません。

また購入して自社保有になると、使わないときの保管場所も用意しなければいけません。

数が多いときはもちろん、少ない数でもそれなりに場所を取るので倉庫を用意しておく必要があります。

過剰に保有していると倉庫の維持費も高くなるので、コストが増えて経営を圧迫することもあります。

レンタルやリースなら、使うときだけ必要な数を借りられます。

使わない足場を保管するスペースを用意する必要はないので、倉庫を維持するためのコストは一切発生しません。

金銭的な負担を考えると、購入より多くのメリットがあると考えられています。

 

長期になると購入し自社で保有した方が良い?

しかし短期間ならレンタルやリースの方がコスト的に優れているとしても、長期になると購入し自社で保有した方が良いと考えるかもしれません。

確かに繰り返しレンタルやリースをしているとコストは高くなると考えられますが、必ずしもそうではありません。

レンタルやリースをしているサービスでは、長期契約も用意しています。

ビルの建設などを行う工事現場は、基本的に短期間では終わりません。

短くても数ヶ月、長いと年単位で建設していくので、それに対応するため長期契約を結ぶことができます。

もし工事が数ヶ月や年単位に及ぶ予定なら、始めから長期契約を結んでおくと良いでしょう。

基本的には契約期間が長くなればなるほどお得なので、最初から結ぶことによってコストを下げられます。

また反対に外壁工事などで期間が短期で良い場合も、レンタルやリースでは十分な対応が可能です。

レンタルやリースサービスによっては週単位や日単位の短期契約も用意しているので、上手に使えば問題にはなりません。

確かに自社保有なら契約期間に縛られず自由に使えるメリットはありますが、実際にはそれほど有利とはいえないでしょう。

ただし気をつけておきたいのは、延長料金です。

天候や予期せぬトラブルの影響で工期が延びてしまった場合、契約期間内に工事が終わらない可能性もあります。

契約期間が間近に迫ってきたら、延長しなければいけません。

当然ながら延長をする際には、追加料金が発生してしまいます。

その結果想定以上にコストがかかってしまい、却って費用が増えてしまう事態も考えなければいけません。

追加料金を発生させないためには、なるべくスケジュールのとおりに工事を進めたり、あらかじめ余裕をもった契約期間にしておくのが良いでしょう。

 

レンタルやリースの料金はサービスによって大きな差がある

もう一つデメリットとして注意しておきたいのは、レンタルやリースの料金はサービスによって大きな差がある点です。

同じ期間に同じ枚数を借りても、サービスによって料金には大きな差があります。

高額なサービスで足場をレンタルしたりリースすると、コストが高くなり購入と変わらない事態になるでしょう。

購入も新品にこだわらず中古から選べばイメージよりも安く抑えられるので、レンタルやリースを利用するときにはなるべく格安なサービスを選ばなければいけません。

そのためにも必ず複数のサービスから見積もりをとって、料金の比較をしてから決めましょう。

もちろん料金を比較するときには単純に高いか安いかだけではなく、追加料金などの手数料についても比べておく必要がありますし、足場を組むときに必要な枠組みもセットで借りられるか確認しておくと良いでしょう。

単純な料金だけではなく、手数料やサービス内容までしっかりと比較するのが失敗しないためのコツです。

さまざまな工事現場で必須の足場は、購入・レンタル・リースの3つの方法で用意できます。

もちろんそれぞれにメリットとデメリットがあるので一概にどれが良いと言い切ることはできませんが、一般的にはレンタルやリースならコストを削減できるとされます。