最終更新日 2025年7月24日 by anagra

「朋和産業株式会社の歴史が知りたい」
「朋和産業株式会社の事業内容は?」
「朋和産業株式会社のパッケージの特徴が知りたい」

朋和産業株式会社は千葉県の船橋市に本社と工場を置く会社で、1962年に設立された約60年の歴史がある企業です。
現在の従業員数は1500名以上で、売上高は680億円以上と、いずれも規模の大きさが分かる数字となっています。
主力の事業はプラスチック製のフィルム、紙素材を使った軟包装資材の製造と販売です。
具体的には食品向けの軟包装資材で、コンビニやスーパーに並ぶ商品を包むパッケージを多く手掛けています。
また軟包装資材に付随する販売促進のツールの企画と製造販売、包装用機械の販売も行っているのが特徴です。

パッケージデザインが食品の魅力が伝える

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レンゴー株式会社の100%子会社化によるグループ入り

会社設立当初は東京都墨田区に拠点がありましたが、5年後に現在の場所に本社工場が完成、以降は千葉県船橋市を中心に事業を展開しています。
1986年に東洋化工包装株式会社を買収して子会社化したのを機に、現在の方向性が決まったといえるでしょう。
大きな転換点となったのは、1998年のレンゴー株式会社の100%子会社化によるグループ入りです。
レンゴー株式会社はダンボールや板紙、包装を幅広く取り扱うリーディングカンパニーで、その一員となったことは間違いなく大きなできごとです。
以降は製版棟の増築や東京の港区大門にデザイン室の開設、本社工場にグラビア棟の増設、資本金の増資など、投資と事業の拡大が加速しました。
2007年に中国上海駐在所を開設、2009年には台湾に台湾支店を開設しています。
海外展開も加速の様相を見せ、2010年には上海駐在所を現地法人化しているほどです。
勿論、国内の事業投資と製造体制の強化も図られており、2012年に新ラミネート棟の完成と本社ビルの新築と、こちらも力の入れ具合が窺えます。
海外展開はタイ駐在員事務所の開設や現地法人の設立、台湾の桃園市に桃園工場、近年はアメリカにも現地法人を設立しています。

軟包装を軸としたパッケージングソリューションの企業

このように成長、拡大してきた朋和産業株式会社は、軟包装を軸としたパッケージングソリューションの企業として、レンゴーグループの総合力を活かした事業を展開する姿勢です。
デザインやマーケティング、包装技術に包装システム、研究開発にも余念がありませんから、本当に軟包装に特化、集中している企業だと分かります。
朋和産業株式会社は食品を包む資材を開発、製造販売している企業なので、品質管理に力を入れています。
安全安心を軽視することはできませんし、一方では資源の無駄を減らしコストを抑える必要があるので、その両立に本気で取り組んでいるわけです。
マーケティングソリューション事業では、商品企画の段階から売れる商品作りにアプローチしており、食品メーカーをトータルにバックアップしています。
消費トレンドやターゲットの分析、市場や業界と流通にも常にアンテナを張り、インターネットでも調査を行っているのが強みです。

店頭陳列やコミュニケーション開発のノウハウも併せ持っている

商品企画ではブランドの明確化や戦略の構築、ネーミングやキャッチコピーにまで関わっています。
店頭陳列やコミュニケーション開発のノウハウも併せ持っているので、朋和産業株式会社は本当に食品メーカーにとって頼りになる存在です。
デザインはグラフィックにパッケージの形状、エコやユニバーサルデザイン、写真撮影やロゴ制作まで行っています。
コンセプトやパッケージを提案したり、包装形態の提案や商品サンプル、企画書の提案とこちらも本格的です。
商品開発力は消費者にとって扱いやすく、環境に優しくそれでいて訴求力のあるデザインも両立するのが魅力です。
朋和産業株式会社は製造販売が事業の柱ですから、供給体制は業界トップクラスですし、圧倒的な生産力とスピードを併せ持つ一貫体制で対応しています。

全ての工程で厳格な基準に基づく衛生管理を実施

生産力は1ヶ月に地球3周分の印刷が可能な、1億2000万メートルの印刷に対応する高性能印刷機が実現します。
衛生管理と省人化も徹底しており、食品メーカーの工場と同様に、全ての工程で厳格な基準に基づく衛生管理が実施されています。
工場内では多くのロボットが稼働していて、重量物も自動で各工程へと搬出する仕組みになっているのが驚きです。
品質面では生産性の向上と原価の低減、ミスやロスにクレームの削減に取り組み、高品質かつ魅力ある製品の供給に注力しています。
工場は国際規格FSSC22000を取得しており、その品質管理体制が認められている形です。
工場内の衛生管理は食品工場をモデルとしていますから、厳格なのは当然ですし、安心安全が感じられるのも納得です。
製造フローとそれらにおける品質管理体制は、原料や副資材の納入の段階から始まり、印刷工程では欠点検査や残留溶剤検査、ラミネート工程では欠点検査が行われています。
スリット工程においては位置制御、製袋工程では引張り試験、包装梱包工程は外観検査といずれも徹底的です。

まとめ

トレーサビリティも万全ですから、どの工場でいつ製造されていつ出荷されたか一目瞭然です。
こうして朋和産業株式会社で作られた軟包装資材は、コンビニやスーパーの食パンや惣菜パン、おにぎりやチルド食品、冷凍食品や菓子類などを包む資材として活躍しています。